ダイヤゴム
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例例例例例 耐溶剤用ポリウレタン手袋化学防護手袋(JIST8116適合)防寒手袋シリコーン手袋3で選んだ手袋と5で選んだ手袋が異なる場合▶5で選んだ手袋をインナー(内側)として、3で選んだ手袋をアウター(外側)として重ねて着用します。ここの例では、ダイローブ5500をアウター、ダイローブT1-Nをインナーとした二重装着となります。アウターで劣化を、インナーで透過を防ぐという考え方になります。インナーの化学防護手袋は破過時間を超える前に交換(廃棄)する必要がありますが、アウターは劣化するまで繰り返し使用することができます。44.032.521.510.651>102>303>604>1205>2406>480また、作業内容および作業時間等を確認する。混合物の場合は各成分の含有率も確認する。手袋を選ぶ。【直接損傷防止】するかを確認する。(混合物は各成分ごとに)手袋を選ぶ。【透過防止】化学防護手袋は、一度使用を開始したら、破過時間を超える前に交換(廃棄)してください。化学防護手袋の規格(JIS T 8116)に規定されている耐浸透性、耐透過性のクラスを参考にしましょう。なお、カタログやパッケージ等に記載のない化学物質に対する耐透過性については、ダイヤゴムで開発をした耐透過性検索アプリ「ホゴスル■」(裏表紙参照)でお調べいただくか、当社まで直接お問い合わせください。STEP5化学物質の各成分に対して透過しにくい化学防護3で選んだ手袋と5で選んだ手袋が同じ場合▶その手袋を単独で使用することができます。1枚で劣化も透過も防ぐことができます。ただし、破過時間を超える前に交換(廃棄)してください。クラスAQLクラス破過時間(分)洗浄工程で洗浄剤Aを使用。手を浸け込む作業で、作業時間は1回あたり30分、1日あたり4時間。SDSを確認したところ、洗浄剤Aはトルエン70%、およびキシレン30%を成分とする混合物だった。P.27-28の耐劣化性一覧(耐溶剤面積膨潤倍率表)を参考にダイローブ5500を選択。※酸・アルカリに対する耐劣化性はP.19「酸・アルカリ浸漬 試験結果」を参照ください。トルエン、キシレンともに皮膚吸収性有害物質一覧に掲載=皮膚等障害化学物質に該当。化学防護手袋着用の義務対象外です。STEP 3で選んだ手袋をご使用ください。※ただし努力義務の対象とはなるため、お客様でのリスク アセスメントの結果、透過対策が必要と判断された場合は STEP5に進み、適切な化学防護手袋をお選びください。破過時間が作業時間よりも長いものを選びます。上記の例でいえば、1回の作業ごとに交換するのであれば破過時間が30分以上のものを、1日ごとに交換するのであれば破過時間が4時間(240分)以上のものを選びます。ここでは1日ごとに交換するものとして、トルエンおよびキシレンに対する破過時間が480分以上であるダイローブT1-Nを選択。16該当する結果耐浸透性AQLによる抜き取り検査でピンホール試験を実施。AQLの値が小さいほど厳しい基準で検査していることを示します。なるべくAQLの小さいものを選びましょう。耐透過性化学薬品が透過する時間を測定。平均標準破過点検出時間(破過時間)を指標として6つのクラスに分類されます。作業内容や作業時間に合わせて、適切なクラスのものを選びましょう。化学防護手袋の選びかた(フローチャート)STEP1使用する化学物質をリストアップする。STEP2SDSで化学物質の成分を確認する。STEP3まずは、化学物質の各成分に対して劣化しにくいSTEP4SDS等で化学物質が皮膚等障害化学物質に該当該当しない化学防護手袋の選びかた

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