SDSの⾒⽅と判定⽅法

SDSとは安全データシート(Safety Data Sheet)の略語です。
化学物質および化学物質を含む混合物を⼊⼿する際、メーカーから必ず提供されるものです。
お⼿元に無い場合、メーカーにお問い合わせください。

化学防護⼿袋着⽤義務の判定

以下のいずれかに該当する化学物質を製造または取り扱う場合は、化学防護手袋の着用が義務となります。

SDS 第2項 危険有害性の概要

皮膚腐食性/刺激性
区分1
義務
皮膚感作性
区分1
義務

特定化学物質障害予防規則(特化則)

特化則第44条に規定する化学物質(対象となる化学物質のリストはこちら義務

⽪膚吸収性有害物質

皮膚吸収性有害物質としてリストアップされた化学物質(対象となる化学物質のリストはこちら義務

注)リストは令和5年7月4日基発0704第1号で公表されたものとなります。
  混合物の場合は各成分ごとにSDS等で皮膚等障害化学物質に該当するか確認してください。

※令和5年11月9日基発1109第1号で裾切値が設定されました

混合物や製剤等において含有率が裾切値未満のものは義務化の対象外となります。
裾切値は原則1%、ただし皮膚吸収性有害物質のうち生殖細胞変異原性区分1または発がん性区分1のものは0.1%、生殖毒性区分1のものは0.3%とされます。各物質ごとの裾切値についてはこちらをご覧ください。

義務化対象か? SDSのココを⾒る!

製品安全データシート

〇〇シンナー

作成日2001年03月12日
改定日2006年03月19日
改定日2009年09月18日

1.化学物質等及び会社情報

化学物質等の名称:
〇〇シンナー
製品コード:
○○○
会社名:
○○○○株式会社
住所:
東京都△△区△△町△丁目△△番地
電話番号:
03-1234-5678
緊急時の電話番号:
03-1234-5678
FAX番号:
03-1234-5678
メールアドレス:
推奨用途及び使用上の制限:
本物質の主な用途は、希釈剤である。

2.危険有害性の要約

  GHS分類

物理化学的危険性
火薬類 分類対象外
 
 
 
 
 
健康に対する有害性
急性毒性(経口) 区分外
急性毒性(経皮) 区分外
急性毒性(吸入:ガス) 区分外
急性毒性(吸入:蒸気) 区分4
急性毒性(吸入:粉じん、ミスト) 分類対象外
皮膚腐食性・刺激性 区分2
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分2
呼吸器感作性 分類できない
皮膚感作性 区分外
生殖細胞変異原性 区分外
発がん性 区分2
生殖毒性 区分1A
特定標的臓器・全身毒性
(単回ばく露)
区分1(中枢神経系)
区分2(中枢神経系、全身毒性)
区分3(気道刺激性)
特定標的臓器・全身毒性
(反復ばく露)
区分1(中枢神経系、腎臓)

3.組成、成分情報

単一化学物質・混合物の区別:混合物
成分及び含有量(危険有害性物質を対象)

成分名 CAS NO. 含有率(%)
トルエン 108-88-3 70
メチルエチルケトン 78-93-3 20
イソプロピルアルコール 67-63-0 10
化学防護手袋着用義務化対応
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