製品に関する質問
-
どんな製品カテゴリがありますか。 -
ダイローブ製品は、化学防護手袋、耐溶剤用手袋、 静電気対策用手袋、耐酸・耐アルカリ用手袋、耐熱用手袋、防寒用手袋、耐油用手袋、グローブボックス用手袋の8カテゴリに分類され60種類以上の製品がございます。 お客様の用途や目的に合わせて製品をお選び下さい。 -
化学防護手袋とはどのような手袋ですか? -
酸、アルカリ、有機薬品、その他の気体及び液体又は粒子状の有害化学物質を取り扱う作業に従事するときに着用し、化学物質の透過及び/又は浸透の防止を目的として使用する手袋をいいます。 化学防護手袋について日本ではJIS T 8116というJIS規格があり、手袋に気泡・変形・傷などの欠点がないこと、皮膚に有害な影響がないこと等の基本的な品質に加え、薬品への性能・試験方法等について規定しています。 -
JIS T 8116に適合した手袋はありますか? -
2023年6月1日時点で以下の製品がJIS T 8116に適合しています。 - ①ダイローブT1-N(様々な化学物質に対して優れた耐透過性を示すインナー用フィルム手袋)
- ②ダイローブ640 (アセトン、NMP、DMF、メタノールなどの極性溶剤に)
- ③ダイローブ730(ジクロロメタン・クロロホルム等の塩素系溶剤、トルエン・キシレン等の芳香族系溶剤に)
- ④ダイローブバリューYN5011(耐油性や物性強度に優れ、幅広い用途に使えます)
- ⑤ダイローブバリューESD3011(厚手で丈夫な化学防護ニトリルディスポ手袋。静電気対策もできます)
- ⑥ダイローブA95EX(強酸・強アルカリに)
- ⑦ダイローブA95-55EX(強酸・強アルカリに。A95EXの55cmタイプ)
- ⑧ダイローブA96EX(強酸・強アルカリに。粒子状滑り止めのあるグリップ強化版)
- ⑨ダイローブA96-55EX(強酸・強アルカリに。A96EXの55cmタイプ)
- ⑩ダイローブA960EX(強酸・強アルカリに。作業性の良い薄手タイプ。手のひら部にシボ加工を施しており優れたグリップ力を発揮します)
- ⑪ダイローブGBC-1EX(強酸・強アルカリに。全長80cmのグローブボックス用化学防護手袋)
- ⑫ダイローブバリューSN251(耐油性と耐切創性を兼ね備えたニトリルゴム手袋です)
-
労働安全衛生規則が改正され、化学防護手袋の着用が義務化されると聞きました。 化学防護手袋の選び方について教えてください。 -
以下の手順でお選びください。 ①使用される薬品のSDSをご確認ください。以下に該当する場合、化学防護手袋の着用が求められます。 (1)第2項 皮膚腐食性・刺激性:区分1 (2)第2項 皮膚感作性:区分1 (3)特定化学物質障害予防規則(特化則)第44条に規定する化学物質 (対象となる化学物質のリストはこちら) (4)皮膚吸収性有害物質としてリストアップされた化学物質 (対象となる化学物質のリストはこちら) ②SDSに記載の成分に耐性のある手袋(劣化しにくい手袋)をお選びください。劣化による皮膚への直接接触のリスクを低減させるためです。 薬品に対する耐性については、当社ホームページ上の耐溶剤面積膨潤倍率表を見ていただくか、または耐薬品性検索アプリ「ホゴスル」で薬品名を入力して検索していただくことで、ご使用の有機溶剤や化学薬品に対して耐性のある手袋を検索することができます。 →耐溶剤面積膨潤倍率表は こちら →耐薬品性検索アプリ「ホゴスル」はこちら ③上記②で選んだ手袋が使用する薬品に対する耐透過性を有する場合は、その手袋をご使用ください。 ④上記②で選んだ手袋が使用する薬品に対して耐透過性を有しない場合は、さらに耐透過性を有する手袋を選び、上記②で選んだ手袋をアウターとして、耐透過性を有する手袋をインナーとして、重ね履きをしてください。 薬品に対する耐透過性については当社ホームページ上の耐透過性試験結果を見ていただくか、または耐薬品性検索アプリ「ホゴスル」で薬品名を入力して検索していただくことで、ご使用の有機溶剤や化学薬品に対する耐透過性レベルを確認することができます。 →耐透過性試験結果はこちら →耐薬品性検索アプリ「ホゴスル」はこちら -
耐透過性(破過時間)が480分となっている手袋は、使用時間合計で480分使えるということですか? -
使用開始から480分経過するまでとなります。例えば1日目に120分使用し、2日目に360分使用するということは推奨しておりません。化学物質は手袋表面に付着した時点から透過が進み始めます。途中で使用を中断しても透過の進行は止まらないものとされています。 -
耐透過性インナー手袋は繰り返し使用できますか? -
ダイローブT1-Nを含む耐透過性インナー手袋は使い捨てでご使用いただく形になります。 -
耐溶剤用ポリウレタン手袋で透過対策はできますか? -
当社のポリウレタン手袋は各種有機溶剤に対して非常に優れた耐性を有していますが、透過についてはあまり得意ではありません。一部の有機溶剤に対しては一定の耐透過性を有しますが、透過対策が必要な場合は、ダイローブT1-Nなど、耐透過性に優れた手袋をインナーとして着用することをおすすめしています。 -
使用する有機溶剤や化学薬品に対して使える手袋はどれかを知りたいのですが -
有機溶剤や化学薬品にはさまざまな種類があり、その種類や作業環境(負荷、時間など)によって耐久性が異なります。当社ホームページ上の耐溶剤面積膨潤倍率表を見ていただくか、または耐薬品性検索アプリ「ホゴスル」で薬品名を入力して検索していただくことで、ご使用の有機溶剤や化学薬品に対して耐性のある手袋を検索することができます。 →耐溶剤面積膨潤倍率表はこちら →耐薬品性検索アプリ「ホゴスル」はこちら または弊社(TEL:027-268-0491)までお電話いただくか、ホームページよりお問い合わせください。その際、ご使用の有機溶剤、化学薬品のSDS、作業内容などの情報をいただけますと、選定がスムーズに行えます。 -
シンナーに使用可能な手袋はありますか -
シンナーは混合溶剤です。SDSで成分を確認し、酸が入っている場合はご使用をお控えください。 ただし、ダイローブ550は酸が10%未満の割合で含まれるシンナーに耐性があります。酸を含んでいない場合はポリウレタン製耐溶剤用手袋でご使用可能です。また、ご使用前に手袋に薬品を垂らして様子を見るなど、テストをしてからご使用ください。 -
食品衛生法に適合した手袋はありますか? -
2024年4月1日時点で以下の製品が食品衛生法に基づく、食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)に適合しています。 ①ダイローブH200 ②ダイローブH200-40 ③ダイローブH200-55 ④ダイローブH201 ⑤ダイローブH202 ⑥ダイローブH203 ⑦ダイローブH203-60 -
消費期限はありますか? -
手袋の保管状況(温度、湿度、光、他)にもよりますが、下記期間を目安としています。 ■耐溶剤用手袋(ポリウレタン製):3年 (※ダイローブH4、ダイローブH40は2年) ■防寒用手袋:5年(※ダイローブ108は3年) ■ダイローブT1-N、ダイローブ640、ダイローブ730:5年 ■耐酸・アルカリ手袋(ダイローブA95EX、ダイローブA95-55EX、ダイローブA96EX、ダイローブA96-55EX等):5年 ■シリコーン製手袋(ダイローブH200、ダイローブH201、ダイローブH202、ダイローブH203等):5年 -
各手袋の連続作業可能時間はどれくらいですか? -
使用する溶剤・化学薬品や作業環境(負荷、時間など)によるため、一概にお答えはできません。手袋に異常が見られた場合はすぐにご使用を中止して下さい。 -
手袋が臭います。対策を教えてください。 -
耐溶剤用手袋は裏地に綿を使用しているため、吸汗性に優れていますが、使用後そのまま放置すると、臭いが気になることがあります。その場合は手袋を裏返し、中性洗剤等で洗浄して下さい。洗浄後は風通しのよい日陰で十分に乾燥すれば、臭いが軽減できます。 -
手袋について質問があります。どこに問い合わせすればよいですか? -
弊社(TEL 027-268-0491)までお電話いただくか、ホームページのお問い合わせよりメールして下さい。
保管・管理方法に関する質問
-
手袋の適切な保管・管理方法について教えてください。 -
使用した有機溶剤や化学薬品が付着したままにしておくと手袋が劣化するおそれがありますので、当社では以下の方法を推奨しております。 ①作業で使用した手袋を水や洗浄溶剤などできれいに洗浄しウエス等でふき取る ②洗浄した手袋を通気性のよい場所で陰干しする(閉所では気化した溶剤が充満するおそれがあるため) ③手袋を2双用意し、上記手順を日毎に交互に行う(交互使用で劣化の促進を遅らせるため) ④手袋の交換頻度は目視等で劣化がないか確認した上で判断する ※化学防護手袋は使用可能時間を超えて使用しないでください。 -
手袋の使用前点検方法について教えてください。 -
手袋外観に、穴、裂け、傷、ひび割れなどがないか、目視で確認してください。目視での確認が難しい小さな穴(ピンホール)の有無を確認したい場合は、水を入れたバケツ等の容器を準備し、手袋内に空気を入れて袖口を閉じ、それを水中に沈めてください。気泡が発生した場合はピンホールがある可能性があります。 これらの異常が確認された場合は使用する有機溶剤や化学薬品が手袋内部に入り込むおそれがあるので使用を中止してください。 -
消費期限はありますか? -
手袋の保管状況(温度、湿度、光、他)にもよりますが、下記期間を目安としています。 ■耐溶剤用手袋(ポリウレタン製):3年 ■防寒用手袋:5年(※ダイローブ108は3年) ■ダイローブT1-N、ダイローブ640、ダイローブ730:5年 ■耐酸・アルカリ手袋(ダイローブA95、ダイローブA95-55、ダイローブA96、ダイローブA96-55等):5年 ■シリコーン製手袋(ダイローブH200、ダイローブH201、ダイローブH202、ダイローブH203等):5年 -
手袋の連続作業可能時間はどれくらいですか? -
使用する溶剤、化学薬品や作業環境(負荷、時間など)によるため、一概にお答えはできません。手袋に異常が見られた場合はすぐにご使用を中止して下さい。 -
手袋が臭います。対策を教えてください。 -
耐溶剤用手袋は裏地に綿を使用しているため、吸汗性に優れていますが、使用後そのまま放置すると、臭いが気になることがあります。その場合は手袋を裏返し、中性洗剤等で洗浄して下さい。洗浄後は風通しのよい日陰で十分に乾燥すれば、臭いが軽減できます。
購入に関する質問
-
ダイローブはどこで購入できますか? -
お客様の取引先で当社製品のお取り扱いがない場合、弊社(TEL:027-268-0491)までお電話いただくか、ホームページよりお問い合わせください。取り扱いのある代理店、販売店をご案内いたします。 また、当社オンラインショップでもご購入いただけます。 →オンラインショップは こちら
その他の質問
-
化学防護手袋とはどのような手袋ですか? -
酸、アルカリ、有機薬品、その他の気体及び液体又は粒子状の有害化学物質を取り扱う作業に従事するときに着用し、化学物質の透過及び/又は浸透の防止を目的として使用する手袋をいいます。 化学防護手袋について日本ではJIS T 8116というJIS規格があり、手袋に気泡・変形・傷などの欠点がないこと、皮膚に有害な影響がないこと等の基本的な品質に加え、薬品への性能・試験方法等について規定しています。 -
JIS T 8116とは何ですか? -
酸、アルカリ、有機薬品、その他の気体及び液体又は粒子状の有害化学物質を取り扱う作業に従事するときに着用し、化学物質の透過及び/又は浸透の防止を目的として使用する手袋(化学防護手袋)について、手袋に気泡・変形・傷などの欠点がないこと、皮膚に有害な影響がないこと等の基本的な品質に加え、薬品への性能・試験方法等について規定しているJIS規格です。 -
浸透とは何ですか? -
浸透とは、化学物質が物体の隙間をすり抜けて内側に入り込むことをいいます。手袋本体に穴や傷、亀裂があるとそこから化学物質が内部に染み込みます。化学物質が内部に染み込むと手が化学物質に直接触れることとなり、薬傷などの労働災害につながるおそれがあります。また手袋はその素材や構造によって耐薬品性が異なります。 使用前には穴などがなくても、使用する溶剤や化学物質の種類によっては手袋の劣化が早まり、変形や穴・ひび割れを起こして溶剤や化学物質が内部に染み込むおそれがあるので、使用する薬品に対して十分な耐性のある適切な手袋を選びましょう。 -
透過とは何ですか? -
透過とは、手袋表面に付着した化学物質が、手袋に吸収され、内部に分子レベルで拡散を起こし、裏面から離脱することをいいます。手袋の外観に穴や傷などの異常がなくても、化学物質は目には見えない分子レベル(気体)で手袋の素材を通り抜けていきます。目に見えないレベルで透過した化学物質が皮膚に接触すると、その種類によっては皮膚から人体に吸収されることがあります。長年にわたる吸収により体内に蓄積された化学物質が原因で膀胱ガンや胆管ガンを発症した事例も報告されています。 ダイローブT1-Nなどの耐透過性手袋は、分子レベルの化学物質も通しにくい素材を使用しています。化学物質によるリスクを低減するため、必要に応じて適切な耐透過性手袋を着用しましょう。 -
労働安全衛生規則が改正されたと聞きました。内容について教えてください。 -
化学物質による労働災害を減らすため、厚生労働省より2022年5月31日に公布されました。その中で、化学物質への直接接触の防止を目的として、以下の労働者に「保護眼鏡、不浸透性の保護衣、保護手袋または履物等適切な保護具」を使用させることを求めています。 ①健康障害を起こすおそれのあることが明らかな物質を製造し又は取り扱う業務に従事する労働者 ②健康障害を起こすおそれがないことが明らかなもの以外の物質を製造し又は取り扱う業務に従事する労働者 ①については2023年4月1日から努力義務化、2024年4月1日から義務化となります。 ②については2023年4月1日から努力義務化となります。 不浸透性の保護手袋とは化学防護手袋のことです。つまり、健康障害を起こすおそれのある化学物質を取り扱う場合には、2023年4月1日からは化学防護手袋を着用することが求められることとなります。 今回の改正では適切な保護具の着用以外にもさまざまな要求事項があります。詳しくは厚生労働省のホームページや各種通達などをご確認ください。 -
有機溶剤や化学薬品に対する耐性について教えてください。 -
有機溶剤や化学薬品にはさまざまな種類があり、その種類や作業環境(負荷、時間など)によって耐久性が異なります。当社ホームページ上の耐溶剤面積膨潤倍率表を見ていただくか、または耐薬品性検索アプリ「ホゴスル」で薬品名を入力して検索していただくことで、ご使用の有機溶剤や化学薬品に対して耐性のある手袋を検索することができます。 →耐溶剤面積膨潤倍率表は こちら →耐薬品性検索アプリ「ホゴスル」はこちら または弊社(TEL:027-268-0491)までお電話いただくか、ホームページよりお問い合わせください。その際、ご使用の有機溶剤、化学薬品のSDS、作業内容などの情報をいただけますと、選定がスムーズに行えます。 -
有機溶剤や化学薬品に対する耐透過性について教えてください。 -
有機溶剤や化学薬品にはさまざまな種類があり、その種類によって耐透過性が異なります。当社ホームページ上の耐透過性試験結果を見ていただくか、または耐薬品性検索アプリ「ホゴスル」で薬品名を入力して検索していただくことで、ご使用の有機溶剤や化学薬品に対する耐透過性レベルを確認することができます。 →耐透過性試験結果はこちら →耐薬品性検索アプリ「ホゴスル」はこちら または弊社(TEL:027-268-0491)までお電話いただくか、ホームページよりお問い合わせください。その際、ご使用の有機溶剤、化学薬品のSDS、作業内容などの情報をいただけますと、選定がスムーズに行えます。